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車前子(しゃぜんし)

薬草のはなし

草相撲って知ってますか?オオバコの茎を絡めて引っ張りあい、切れなかった方が勝ちという遊びです。オオバコは、日本各地の道端に自生しています。写真は、藻岩山(札幌近郊)の登山道の脇に生えていました。かなり大型のオオバコでした。子供の頃によく遊んだあのオオバコの種子が、立派な漢方薬と知ったときは驚きでした。オオバコの種子を乾燥させたものが生薬の車前子です。生薬名の「車前」は、牛馬車などの轍(わだち)に多く生えていたことに由来します。
効能は、咳止め、たんきり、下痢止め、消炎、むくみの改善などの効能があります。
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)という漢方処方などに配合されています。