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附子(ブシ)

薬草のはなし

トリカブトをご存知ですか?主に本州北部や北海道に分布しており、8月~10月頃に紫色のきれいな花を咲かせます。
写真は、那須のゴルフ場に自生していました。キャディーさんに“根っこを食べると死んじゃうけど、お薬としても使われますよ”と話したところ、とても驚かれていました。
毒性を取り除いたものが、生薬の附子です。ブシには、身体の新陳代謝を高め、温める作用があります。また、痛みをとり 水分循環を改善する働きもあります。そのため、体が虚弱な人で、冷えや痛み、むくみなどを伴うときに適します。

八味地黄丸(ハチミジオウガン)、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などに配合されています。