HOME
MENU
アクセス

2022年10月のデュ・アン太極拳クラブ

スタッフブログ

デュ・アン太極拳クラブの皆様

ウェブページをご覧の皆様


 2022年10月の練習について、ご連絡申し上げます。今月は5、12、19、26と水曜日の練習は4回を予定しております。会場はいずれの日も赤羽文化センターを使用します(時間は9:30-11:15)。

 新型コロナ感染予防につきまして、引き続き必要な事項を守りながら注意して参りましょう。教室では原則としてマスク着用で、お互いに適度な距離をとれるようにし、換気扇を回すなど、換気に注意して練習を行いたいと思います。引き続き、施設利用に関して以下のようなルールがありますので遵守の上ご参加くださるようお願い致します。

①ご自宅で検温の上お越しください(37.5℃以上の発熱、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください)
②室外および共用部にて、マスクを外しての大きな声での会話を控えること
③こまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒等々詳細はまた教室にて確認していきます。

 床に座っての柔軟体操が心配なかたはバスタオル等の敷物をお持ちください。施設利用に関して変更等が生じた場合はメールにて皆様にご連絡致します。
そのほか、何か気がかりな点がありましたらお気軽にお尋ねください。

*** ベランダにて一期一会 *** 

 日本では観測史上最強になる可能性もあった台風14号、そして各地に大雨による甚大な被害をもたらした台風15号。まだまだ日常生活が取り戻せず、過酷な状況を強いられている地域の方々がたくさんいらっしゃいます。どうか一日も早く、平穏な生活が送れますように。 そして東京にもどんよりと重くのしかかっていた雨雲がついには去り、やっと真っ青な秋空が広がった日のことでした。ベランダに出てみてびっくり、手すりの上にちょこんとトンボさんがとまっているではありませんか。トンボさんを驚かさぬように、そーっと室内にカメラを取りに戻り、もう一度ベランダに出てみると、微動だにせずにトンボさんは待ってくれていました。 透きとおるような美しい羽をどうにか写真に収めようとしてもあまりの薄さのせいなのか思うようにピントが合わない・・何度もチャレンジする間もトンボさんはじーっと辛抱強くポーズをとってくれているのです。やっとの思いで撮れたのが上の写真ですが、実はこの後、トンボさんは右側に移動してくれたので、お顔の反対側を写したものも1枚撮らせていただきました。 その美しい羽にオレンジ色に光る部分があるのがとても気になりました。見慣れた日本のトンボは羽の模様が黒っぽかったはず・・。 早速インターネットで調べてみると、「ウスバキトンボ」(薄羽黄蜻蛉)である可能性が高いように思われました。地球上の熱帯・温帯の広い範囲に分布し、日本では夏から秋にかけて全国で観察されるものの、土着ではなく、どこから来るのか、国内で越冬するのかどうかなど、その生態は謎だらけなのだそうです。いわゆる赤トンボと間違われやすいのですが、日本土着のアキアカネやナツアカネとは異なる種類とのこと。 また、現在アキアカネやナツアカネは絶滅の恐れがあると言われています。水田の水はけが良すぎて卵たちが冬を越せないことに加えて、昆虫に対して強い毒性を持つ農薬が使用されていることが大きな影響を与えているらしいのです。しかしながら、昆虫をはじめとする生物の多様性が失われた世界は、私たち人間にとっても不安定で生きにくい世界になってしまうことが生物学者や気候の専門家によって明らかになってきていて、農薬を使用しない野菜やお米、穀物等の選択肢も以前よりは確実に増えてきています。 トンボたちは成虫としての寿命は数ヶ月と言われ、ウスバキトンボの場合は成虫になってからの寿命は約1ヶ月とも言われています。地上で過ごすわずかな時間をしっかり写真に収めてもらいたくて、ずっとベランダでポーズをとり続けていたのかな・・私も一期一会のキラキラの時間を与えていただきましたよ、トンボさん、ありがとう。 
 生きて、身体を持つというのは間違いなく神秘であると思うと太極拳の練習はますます楽しく大切な時間になってきます。季節の変化も楽しみながら10月も練習に取り組んでまいりたいと思います☆

(^-^)デュ・アン太極拳クラブ講師 青山明子