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1型糖尿病

コラム ~テイクイット・イージー~

何らかの原因で膵臓にあるβ細胞が壊れ、インシュリンが出せなくなった糖尿病である。

ほとんどインシュリンが出ないので、注射液でインシュリンを補う治療を行う。毎日毎食の注射は身体の負担はもちろん、気持ちの面も慣れるまでは負担になるだろう。インシュリン量(単位)、回数、種類の決定は体調が安定するまで調整する。

インシュリンは食物の糖分をエネルギーに変え血糖値を下げてくれる物質だ。高い状態が続くと、血管がつまり合併症の原因となる。家族に糖尿病患者がいる、いくら食べても痩せる、尿の回数が多い、喉が異常に渇く、肌荒れなどの症状があり、糖尿病薬を服用しても血糖値が下がらなければ、1型を疑い細かい検査が必要となる。

対してよくある2型は、食べすぎ飲み過ぎの肥満や運動不足などから膵臓が疲れインシュリンが出にくくなった糖尿病なので、節制、薬剤の服用で短期に血糖値を下げる事ができる。まだ細胞にインシュリンを出す力があるので、それを刺激する薬剤の服用が効果大だ。食べ過ぎなら食事制限、飲み過ぎなら酒を止めるなどすぐに対応できれば容易に回復する。


1型ではすでに細胞が壊れているので、同じ薬剤で刺激するとその力をさらに弱めてしまうため逆効果となる。自己免疫が関わっているとも言われ、特徴的な検査値でわかる。早めの検査と適切な治療で、透析が必要な腎臓の病気や、失明に至る眼の病気、手先足先の壊死などの合併症にならないよう予防が必要だ。
普段から規則正しい生活はもちろん、ストレスを溜めずに免疫力を上げてほしい。
デュアンには糖尿病にも症状に合わせた漢方薬や健康食品があるので、早めに相談してくださいね。