デュ・アン太極拳クラブの皆様
ウェブページをご覧の皆様
2022年8月の練習について、ご連絡申し上げます。今月は3、10、17、24、31と水曜日の練習は5回を予定しております。会場はいずれの日も赤羽文化センターを使用します(時間は9:30-11:15)。
新型コロナ感染予防につきまして、引き続き必要な事項を守りながら注意して参りましょう。教室では原則としてマスク着用で、お互いに適度な距離をとれるようにし、換気扇を回すなど、換気に注意して練習を行いたいと思います。引き続き、施設利用に関して以下のようなルールがありますので遵守の上ご参加くださるようお願い致します。①ご自宅で検温の上お越しください(37.5℃以上の発熱、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください)②室外および共用部にて、マスクを外しての大きな声での会話を控えること③こまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒等々詳細はまた教室にて確認していきます。床に座っての柔軟体操が心配なかたはバスタオル等の敷物をお持ちください。施設利用に関して変更等が生じた場合はメールにて皆様にご連絡致します。そのほか、何か気がかりな点がありましたらお気軽にお尋ねください。
*** 働くヤギさん ***
東京で暮らす写真のヤギさんたちは、訪れてくる子どもたちに撫でてもらうのが大切なお仕事です。また、定時のごはんタイムには、ピーラーで薄く細く短冊状にしたニンジンを手に持つ子どもたちの小さなお指に注意しながら、おいしくニンジンをパクパク食べるのが、最重要任務です。自分勝手な振る舞いを慎んで、いつも穏やかに任務を遂行しているヤギさんたちの様子に大人の私も心を癒されています。
一方、太平洋を挟んだ対岸のカリフォルニア州のヤギさんたちはどんな暮らしでしょうか。昨年2021年はカリフォルニア州で発生した山火事による被害は過去最悪とされ、消失面積は京都市に匹敵する広さだといいます。紛れもなく気候危機の段階に突入しているというのが専門家たちの意見。2022年は、昨年を上回る被害が予測されています。少しでも被害を軽減する方法の一つとしてヤギの放牧が以前から用いられるようになったことを伝える記事がたくさんあります。山火事や森林火災の燃料となってしまう草木を、生態系に配慮しながら、あらかじめ除去して被害軽減につなげる試みで、ビジネスとして確立されつつあるとのこと。外来種の繁殖力の強い草木も種類によっては、ヤギさんの消化器官を通ってから種子が地面に落ちた場合、発芽しないことが明らかになっています(脚に付着していることも多いので一日の仕事の後にはきれいに洗い落としてもらいます)。また、近年の気候危機、地球温暖化の影響で、それまで燃えることの少なかった標高が高い場所も注意が必要となり、作業員にとっては危険極まりないような斜面も、断崖絶壁も、転ぶことなく軽々移動できるヤギさんたちは強力な助っ人と評価されております。 ヒトとヤギさんたちの付き合いは古く、私たち人間はずっと助けてもらっています。野生の生き物に対しても、身近な生き物に対しても敬意と謙虚な気持ちをヒトとして忘れずに持っていたいと思います。 また世界中で気候危機による甚大な被害に直面している地域を「対岸の火事」と片付けることなく、関心を持ち続け、日々のアクションにつなげる他ありません。
自分たちが地球上の生き物であることを忘れず、深く呼吸ができる有り難みを噛み締めながら太極拳の練習に取り組んでまいりたいと思います☆
(^-^)デュ・アン太極拳クラブ講師 青山明子