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今月の漢方 2023.7月 夏の煎じ薬

今月の漢方

先月21日に夏至を迎え、これから日が沈む時間は徐々に早まりますが、暑さ本番はまだまだこれからです。

各地で最高気温を更新している昨今、体調管理に気を付けてお過ごしください。

冷房の効いた室内は過ごしやすいですが、長い間そこに滞在し、同じ姿勢であまり動かず、冷たい飲み物ばかり飲んでいては、身体は悲鳴をあげます。

トイレに立ちあがったらストレッチをしたり、温かい飲み物をとるなど工夫しましょう。

またこの時期は、煎じ薬を30分煎じる事も暑さで億劫になりがちです。だからといって飲み忘れたり、飲まない日が増えてしまう事で、お悩みが改善されなかったりぶり返すのはもったいない。

暑い時期でも継続して煎じ薬が飲めるように、デュアン漢方相談ではお客様の求めに応じて「レトルトタイプ」の煎じ薬をご用意しております。

店内の煎自動マイスターで煮詰め、1回分ずつレトルトパックに詰めてお渡ししますので、ご自宅で煎じる手間が省けます。

扱いのある処方(下記参照)は限られますが、煎じ薬を飲みたいけど時間が取れない方や、粉薬で効果がいまいちの方、是非お試しください。

【加味逍遥散】

虚弱体質で疲労しやすく、頭痛、頭重感、のぼせ、めまい、動悸、肩こり、神経症状があるもので、微熱、食欲不振、月経不順などを伴うもの

更年期障害、月経不順、帯下、更年期神経症、不眠症

【桂枝茯苓丸】

比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ

【当帰芍薬散】

比較的体力が乏しく、冷え性で貧血の傾向があり疲労しやすく、時に下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ

【柴胡桂枝湯】

頭痛、微悪寒、微熱、関節痛があり、みぞおちがつかえ、胸や脇腹に圧迫感や疼痛のあるもの、あるいは腹痛、胃痛、胸痛が激しく食欲減退などを伴うもの

感冒、胃酸過多症

【柴胡清肝湯】

虚弱者、小児腺病体質者およびこれに伴う次の諸症:肺門リンパ腺炎、頸部リンパ腺炎、扁桃腺肥大、アデノイド、るいれき、神経症

【抑肝散加陳皮半夏】

虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症