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11月のデュ・アン太極拳クラブ

デュ・アン太極拳クラブの皆様

ウェブページをご覧の皆様

2021年11月の練習について、ご連絡申し上げます。

今月は3、17、24と水曜日の練習は3回を予定しております。練習会場はいずれの日も赤羽文化センターを使用します(時間は9:30-11:15)。新型コロナ感染予防につきまして、引き続き必要な事項を守りながら注意して参りましょう。教室では原則としてマスク着用で、お互いに適度な距離をとれるようにし、換気扇を回すなど、換気に注意して練習を行いたいと思います。

引き続き、施設利用に関して以下のようなルールがありますので遵守の上ご参加くださるようお願い致します。

①ご自宅で検温の上お越しください (37.5℃以上の発熱、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください)

②室外および共用部にて、マスクを外しての大きな声での会話を控えること

③こまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒 等々 詳細はまた教室にて確認していきます。等々

詳細はまた教室にて確認していきます。

床に座っての柔軟体操が心配なかたはバスタオル等の敷物をお持ちください。施設利用に関して変更等が生じた場合はメールにて皆様にご連絡致します。そのほか、何か気がかりな点がありましたらお気軽にお尋ねください。

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「動物にも人間にも万全の医療体制を!!」―クロネコ救命記―

10月のお知らせでは「クロネコ漢方相談」と題して元気なマハロさんに登場していただきました。しかし、9月から10月にかけて台風はもちろん来るし、秋の寒さと夏の暑さが交互に訪れるような不安定な気候でした。なんと10月2日の小学校の運動会の日は最高気温30度を超える真夏日!!懸命に体調管理をしてきたマハロさんも大幅に体調を崩してしまいました。

体調が急激に悪化したのは猛暑の翌週の日曜日。試しにかかりつけの動物病院に電話してみるものの、定休日でつながらない。夜になるといよいよ苦しそうで呼吸が荒い。このとき、私たちは瀕死状態の仔猫のときに命を救ってくれたいつもの動物病院しか頭になく、「夜間診療をしている動物病院を探してみよう」とはまったく考えつかなかったのでした。

【月曜日】

朝一番に動物病院で検査を受けると、かなりひどい膀胱炎になっていたので必要な処置をしていただく。しかし帰宅して様子をみていても、やはり排泄がうまくいかないし、ごはんや水分は私たちが口に直接押し込むようにしてやっと摂取できる状態。

【火曜日】

火曜の朝も、そして同じ日の夜も、一日に2度診ていただく。火曜の晩は自宅に戻ると自力でごはんを食べてくれたので回復の兆候が見えたと思ったのでした。

【水曜日】

水曜からは自力で水も飲むようになり、自分でトイレにも行こうとするのに、やはり排泄がうまくいかない。「なぜだっ!?」こちらも看病や通院が報われない状況に次第に追い詰められていく・・。その日も朝一番に診察を受けると、尿道に詰まっていた結石が出てきたのでした。

こうした難しい状況が続く間も、いつものKiketsu活精とラフィノースは通常より回数を増やして、せっせとマハロさんの口に運び、自分たちもKiketsuで気力、体力を維持していました。それは後に大いに助けになったと確信しています。

【木曜日】

木曜の朝、頑張ってトイレで踏ん張るが、やはり出てきてくれない。病院に行く時間になると、マハロさんは自分から「すっくり」と寝床から立ち上がってこちらを見ている。「病院行くんでしょ?」と、なんだか涼しげな表情。動物は人間よりも少し先が見えているようです。この日が運命の日になるとは人間のわれわれには分からなかった・・。

いつもの動物病院にいくと「尿道に結石が詰まっていて除去できない」と告げられてしまいました。火曜の診察では手術の話も出ていたので、マハロさんの生命力に余裕があると感じていた私は病院にいる家族を通じて「すぐに手術をお願いします」と頼み込んだが、高齢であることを理由に断わられてしまったのです。しかし、幸いにもより高度な設備を備えている「アニホス」というペットクリニックがそれほど遠くない板橋区の常盤台という所にあり、そこで治療ができるかもしれないと勧めてくださいました。

マハロさんは逆境に生まれ、本当に強運の持ち主です。

一刻をも争う中、アニホスさんでは院長先生自ら「ハイシニアだから慎重に!」というご指示のもと、スタッフ4人がかりでやっと結石を除去できたのでした!!

この日通院を担当したおとーさんもこの日の午後からの大事な仕事に間に合って本当に良かった・・

夕方からマハロさんの食欲が戻り、夜11時頃トイレに連れていくと、自分でふんばってやっと、待ちに待った、小さなお便りが届いたのでした。

【金曜日】

回復軌道に乗ったマハロさんは病人食を嫌がるようになり、順調にいつもの生活に戻りつつありました。しかし、消化器官がまだうまく動き出さない。

【土曜日】

いつもとてもお世話になっているお友達にお願いして車を出してもらって、家族みんなでマハロさんと一緒にアニホスさんに行くことに。

土曜日は案の定、診察開始時間が近づくにつれて、広い待合室もどんどんいっぱいになっていきます。扉の開いた診察室からは注射を打たれるワンちゃんの絶叫が「あうううーん!!」と響き渡る。診察室も複数あって、スタッフがテキパキと温かい表情で働いていました。建物の中も明るい雰囲気を保つための心遣いが随所に見られます。

診察開始時間よりも早めに到着していたので、付き添いの小学生とともに2人と1匹で待つこと1時間。診察室では深緑色の診察用のウェアを着た若い男性のスタッフが淀みなく、マハロさんの木曜日の病状を共有してくださっていて大きな安心感がありました。

相談した結果、今食べている2種類の治療食のうち消化ケアのものはやめて、代わりに腸まで届く経口タイプのワセリンを処方して、尿ケアの治療食に専念することで泌尿器への効果を高めることを勧められました。

【日曜日】

前日からの治療食切り替えもものともせず、夜はごはんを完食。ワセリンも少しずつ量を増やしていく。

【月曜日】

この日、ついに!約1週間ぶりにお腹から待望の大きなお便りが届いたのは朝の9時頃。とても良く晴れた朝でした。

《写真 4枚目 横向き》

マハロさんの生命力を信じつつも、家族みんなにとって心身ともにハードな1週間でした。しかし新たに通い始めたペットクリニックは「1.5次」と呼ばれる高度な医療設備、体制を備え、大勢のスタッフで診察室10室を切り盛りし、休日や夜間の診療も行っていて心強い限り。都内ではここまでのサービスが望めるのか、と心底驚きました。紹介してくださった地元の動物病院には適切な情報提供をしていただき、それがマハロさんの命を救うことにつながりました。

高度医療の動物病院も地域密着型の病院がうまく機能することで緊急性の高い事案を円滑に受け入れられるはずだと考えると、両者は相補的な存在だと感じます。

細部にまでサービスの受け手に寄り添う姿勢が感じられるのに、驚くほど大きな規模で運営されているアニホスさんでお世話になるマハロさんがなんだかうらやましい。

私たち日本国民も皆保険制度により、手厚い医療制度に守られているはずなのですが・・先端を行くペットクリニックに見倣うべき点も大いにありそうです。

そしていかなる生命も大きな自然の摂理の中で生かされていることを忘れずに学び、行動できるようになっていきたいものです。

英国グラズゴーでは10月31日からCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)が開催されています。開催前にはニューヨークでの国連総会の議場にティラノサウルス似の恐竜があらわれて人類のリーダーたちに「絶滅を選ぶな(英語で話しているので、Don’t Choose Extinction)」と呼びかけた模様です。

UNDP(国連開発計画)のサイトに動画が掲載されています。必見です!

日本 | United Nations Development Programme

11月7日は立冬。皆さんと一緒に基礎をしっかり練習して、寒さに備えていきたいと思います。

(^-^)

デュ・アン太極拳クラブ講師 青山明子