2月中旬頃から、梅・大島桜・大寒桜・サンシュユ・モクレン・しだれ桜と順番に開花してきました。コロナ禍の中、人間界を余所目に、それぞれの生命の営みに感動です。


写真は、梅の花(赤羽台と小石川植物園にて2021.2月に撮影)です。梅の青い実を干した物は、杏蘇散(咳・痰を解消する漢方薬)に配合されている生薬の烏梅といいます。酸っぱい味のものは収斂作用(引き締める働き)があり、烏梅には咳止めの働きがあります。


大島桜と大寒桜です(伊豆の川奈にて2021.2月撮影)。桜の樹皮は桜皮といい、十味敗毒湯に配合されています。詳しくは、こちらをご覧ください。


山茱萸(さいたま新都心にて2021.3月に撮影)と木蓮(赤羽台にて2021.3月に撮影)の花です。サンシュユも六味丸などに配合されています(後日、“薬草のはなし”にて紹介します)。モクレンの詳細は、こちらをご覧ください。


最後は、直近の枝垂桜とソメイヨシノです。(赤羽台にて2021.3月に撮影)