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4月 デュ・アン 太極拳クラブ

デュ・アン太極拳クラブの皆様&ウェブページをご覧の皆様

2021年4月の練習について、ご連絡申し上げます。 今月は7、14、28、と水曜日の練習は3回を予定しております。 (21日はお休みになりますのでご注意ください) お部屋はいずれの日も赤羽文化センター第2視聴覚室を使用します。 (時間は9:30-11:00) 新型コロナ感染予防も油断せず、緊急事態宣言中と同様に注意して参りましょう。 教室ではお互いに適度な距離をとれるようにし、換気扇を回したり、換気に注意して練 習を行いたいと思います。 引き続き、施設利用に関して以下のようなルールがありますので遵守の上ご参加くださ るようお願い致します。 ①ご自宅で検温の上お越しください (37.5℃以上の発熱、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください) ②室外および共用部にて、マスクを外しての大きな声での会話を控えること ③こまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒 等々 詳細はまた教室にて確認していきます。 床に座っての柔軟体操が心配なかたはバスタオル等の敷物をお持ちください。 施設利用に関して変更等が生じた場合はメールにて皆様にご連絡致します。 そのほか、何か気がかりな点がありましたらお気軽にお尋ねください。

3月の春分の日を越えるといよいよ、昼の長さが夜より長くなっていきます。 夕方窓の外を見ると予想に反して「まだ明るい!」と嬉しくなります。 春分の日(そして秋分の日)は、地球のすべての地点で昼と夜の長さが(ほぼ)同じに なるとても特別な日です。 このときは傾いた地軸が太陽に対して平行で、太陽側にも太陽の反対側のいずれにも傾いてはいない状態になっているとのこと。 季節の移り変わりがもたらされるのは、太陽のまわりを回っている地球の自転軸が公転 軌道面に対して23.4度傾いているためである、と以前も国立科学博物館の書物を引用し て書いたのですが、さらに「私たちが暮らす日本列島は中緯度で春夏秋冬がはっきりと した季節変化、季節風や海流、地形の複雑さもあいまって多様な生き物をはぐくんでい る」と説明が続きます。 地球と太陽に関する驚くべき科学的事実を、人類はいつから知っていたのでしょうか? 子どもの頃、母が買ってくれた『天動説の絵本』という作品を不思議な気持ちで眺めて いました。 大人になった今読むと何倍も趣深い絵本に感じられます。 作者は安野光雅さん。 今年に入り、そのかたを偲んで、近所の区立図書館で受付の前に数々の名作が集められ 、展示されていました。 地球が太陽のまわりを回っている球体であり、自転していると唱えた地動説が現在の地位を確立するまでに気の遠くなるような歴史的経緯があったことがこの絵本ではとても分かりやすく伝えられています。 ガリレオが1642年に亡くなり、その翌年に生まれたニュートンが1687年に万有引力の法 則を明らかにしたことで地動説は不動のものになったと言います。 ところが、紀元前(!!)にエジプトでエラトステネス(紀元前276?194年)が地球の大きさを測定して、アリスタルコス(紀元前280年頃)が地球の自転、公転、地動説を主張したともあります。 これらの紀元前の発見から万有引力の法則が証明されるまでの紆余曲折を『天動説の絵 本』は詳細なあとがきも併せて描いています。 ・西暦150年頃プトレマイオスが天動説に基づく歴史的著作を完成させ長く中世の天文 学を支配 ・641年アレキサンドリア陥落、大図書館が焼かれる ・マルコ・ポーロが1271-1295年にかけて東方旅行をし東西文化交流が始まる ・1348-1451年にかけてペストがヨーロッパに大流行(100年以上も!) ・1450年グーテンベルク活字印刷術を発明 ・1452年レオナルド・ダヴィンチ生まれる ・1453年東ローマ帝国滅亡、ギリシャ以来の学芸がヨーロッパに復活し、中世的自然観 は崩壊の兆しを見せ始め、ルネサンスにつながる ・1519年マゼラン、最初の世界一周航海 ・コペルニクス『天体の回転について』を著し地動説を確立 ・1600年ブルーノが地動説を支持し異端の徒として火あぶりの刑に処される ・1632年ガリレオが『天文対話』を公にして同年、再度の宗教裁判に屈する いずれの史実もごく基礎的なもので、私が高校生の頃使用していた世界史年表でも確認 できました。 私たちが当たり前だと思っている地動説が人類のあいだで根付くにはなんとっ!約2000 年もの時間を要した!!ということを再認識。 安野さんは地動説の確立はたくさんの人の苦しみや悲しみを伴うものであったことを理 解してほしいと私たち読者にうったえます。 大航海時代の船乗りたちもまた当時は命がけ、神だのみの旅であったと絵本伝えてくれ ます。 彼らは経験的に「地球は丸いのか?!」と考え始めていたらしいですが、それは遠くから近づいてくる船が最初は帆の先しか見えず、近づくにつれて船の全体が見えるようになるという実体験によるものだそうです。

海面が平らだったら、はじめから船全体が見えるはずだからなんですね・・。

なにごとも正しく学ぶのには時間がかかります・・・。 与えられた時間を大切にして練習に取り組んで参りましょう☆ o(^-^)o

デュ・アン 太極拳クラブ講師 青山明子