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梅毒

コラム ~テイクイット・イージー~

梅毒トレポネーマという細菌の感染症である‼️揚梅(やまもも)に似た発疹が出る事から名付けられたそうだ。ペニシリンが発見される以前は不治の病であり、歴史的な人物達もこれで命を落としていたとの説がある。

主に性交渉で感染するが、「第一期」の性器周辺や口内、肛門などのしこりから始まり、体内に菌が広がったことを示すバラのような発疹🌹が特徴の「第二期」、さらに「第三期」はゴム疹と呼ばれる腫瘍が皮膚、筋肉、骨に現れる。「第四期」以降は体内深くに入り神経毒にも進行してしまう。症状がわかりやすい第二期までにペニシリン内服の治療をすれば回復できるので、とにかく早期発見早期治療する事が、他の病気と同じく大事になる。

20数年前、同世代のドクターが薬局に来て、オレ初めて見たよ、バラ疹🌹と色々状況を教えてくれた😅私達も、まだいるんだねぇと興味津々のくせに平静を装って、話に加わっていたものだ😀

この病気、2010年以降特に最近になり、急に増加しているらしい。男性は20代から60代、女性は20代30代が多いという❗️大都市に限らず地方都市でも増えている現状である。避妊具を使用することはもちろんのこと、不特定多数との性交渉はやめたほうがいい。感染して妊娠すれば胎児にも影響があるからだ。

☆ ペニシリン系抗生物質のアモキシシリン(AMPC)が代表的。ペニシリンが使えなくても、その他抗菌剤がある。抗菌剤投与後の特有の反応には注意が必要。漢方薬では化膿性のできものに使う十味排毒湯など、毒を出すドクダミ(十薬)を主薬とした処方、山帰来(土茯苓)も昔は使われていたようです。☆