神田伯山独演会に行ってみた❣️
講談と言えば1955〜1966年くらいにNHKで放送された「お笑い3人組」の1人、一龍斎貞鳳さんを思い出す。スマートで背が高く飄々としていた👌
次の記憶は、田辺一鶴さん。ヒゲが特徴的で、現代的な話を身体を使い、派手なアクションが面白かった😄
その後はこわ〜い怪談ばなしならこの人、一龍斎貞水さんは人間国宝にもなった方だ🎖
それから数十年、ひさしぶりに出会った講談師神田伯山さんはすごかった👍チケットがとれない程の人気者で、天才的と言われる話芸は本物である。400名の客席はもちろん満席、王子という土地柄か中高年が多く、それも常連さんばかりらしい。笑うポイントもわかってらっしゃる客席の様子を見て、伯山さんも安心して話しているようだった。声も良く存在感がハンパない。面白いと評判のラジオで放つ毒舌も程よいスパイスとなり、人情話を際立たせている😊
似ているが落語は会話、講談は語部という違いがあるものの、共通の演目が多いので、両方を聴き比べるのも楽しいだろう。鎌倉殿や忠臣蔵などの戦話、貧乏長屋の人情話など、張り扇を釈台に叩き、間をとりながらリズミカルに語る。江戸で流行り、人気に乗じその講談集を出版してすぐに大きくなったのが、今の講談社の始まりだそうだ。
それほどあった人気が、他の漫才などの娯楽が台頭し始めた影響から徐々に衰退して、今では800人いる落語家に対し、講談師はわずか80人だという。しかし最近はこの伯山の活躍で、また盛り上がりを見せている。講談界をひっぱる事になった話芸は力強く、あっという間の3時間であった😄