「願わくば 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」
という西行の代表的な和歌である。 桜の名所、吉野に暮らした頃に詠み、後の歌人に影響を与えたそうだ。 春になり桜を見ると心が騒ぐ。桜は庭に植えてはいけないとも言われる。魂を吸われるらしい。西行は身分の高い武士であったが、若い頃に出家し、山中の庵暮らしでたくさんの桜の和歌を作った。命の儚さを桜に見立てたか、桜に恋の思い出があるのか、ただ好きなだけだったのか、想像をかきたてられる。辛い思い出ならなんて切ないんだろう😭
そして、絶世の美女と言われた小野小町の和歌はこれ!
「花の色は うつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」
悩んでいるうちに、桜の色があせてしまうように自分の美も衰えてしまった。なんて、カチンとくるのは私だけではないだろう😁 この和歌をつぶやきながら鏡を見るのもよいかもしれない👍