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ホスピス

コラム ~テイクイット・イージー~

緩和ケア、いわゆる終末期医療の現場である。患者とその家族の身体的苦痛、心理的苦痛を最小限にする事を目的とする。最近では訪問診療、看護、介護の在宅ケアや一般病棟での緩和支援、外来、デイケアと、末期でなくとも受けられるサービスも増えている。

昔勤めていた病院にあったホスピス病棟の申し送り(ナースの勤務交代時の情報伝達)では、患者さんの症状はもちろん、タオルの色やおやつの好みまでみんなで情報を共有していた。

まもなく死を迎える患者さんの結婚式を病棟でやった時には、ご主人となった人の優しさに、胸が熱くなった事を覚えている。

数年前胃がんの友人に里芋粉の湿布を届けていた時も、医師看護師みんなにレクチャーして欲しいと言われ説明すると、毎日言った通りに処置をしてくれたものだ👍

又、患者である娘さんが年齢のいったお母さんに、最期までワガママを言っている光景はまだ目にやきついている。なんだか胸が痛かった。

我々もどちらの立場にもなるだろうが、最後にはまあまあいい人生だったと思えるように頑張って生きて行こう。医療現場には真剣に向き合ってくれる人達がたくさんいるのだから🙏

⭐︎ 里芋粉は里芋、生姜、小麦粉の混ざったもので昔から患部の熱を取り、毒を吸い出すと言われる。生はかぶれるので要注意 ⭐︎