デュ・アン太極拳クラブの皆様
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2025年6月、7月の練習について、ご連絡申し上げます。
水曜日の練習は6月は4、11、18、25、の4回、7月は2、9、16、23、30の5回を予定しております。
会場はいずれの日も赤羽文化センターを使用します(時間は9:40-11:20)。
新型コロナ感染予防につきまして、日常生活でのマナーは緩和される方向になってきていますが、施設内では引き続き必要な事項を守りながら注意して参りましょう。
現時点では、教室でのマスク着用は各自の自由判断となっております。お互いに適度な距離をとれるようにし、換気扇を回すなど、換気に注意して練習を行いたいと思います。
引き続き、施設利用に関して以下のようなルールがありますので遵守の上ご参加くださるようお願い致します。また、変更があるときは教室にてお伝え致します。
①ご自宅で検温の上お越しください(37.5℃以上の発熱、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください)
②室外および共用部にて、マスクを外しての大きな声での会話を控えること
③こまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒等々詳細はまた教室にて確認していきます。
床に座っての柔軟体操が心配なかたはバスタオル等の敷物をお持ちください。施設利用に関して変更等が生じた場合は次回メールでも皆様にご連絡致します。そのほか、何か気がかりな点がありましたらお気軽にお尋ねください。
** ヒトエグサ様 **

2022年の初夏だったと思います。それまでマクロビごはんをベースにした「なるべく無農薬、なるべく雑穀+玄米の生活を20年近く続けてきていたのですが、その間なかなか踏み切れなかったヴィーガン食へのチャレンジを家族も説得してスタートさせました。
第1の理由は環境負荷を減らし、倫理的によりマシでありたいと思ったからなのですが、実際には自分の身体が驚くほど嬉しい方向に変化しました。
まず、お腹の調子がとても良くなりました。もともと胃腸はわりと丈夫な方で、あまり好き嫌いなく、様々なものをこれまで食べてきましたが、「肉、魚、卵、乳製品なしの生活がこんなに快適とは!!もっと早く踏み切れば良かった!!!」と思ったほどです。他にも、明らかに身体の柔軟性、スタミナがアップしたのもすぐに実感できるほどでした。
日本を訪れる外国人観光客が激増する中、「オーバーツーリズム」が社会問題として生じているけれども、観光客の皆様のニーズがあって、ベジテリアン、ヴィーガン対応の飲食店や植物由来の原料のみを用いたプラントベース食品も少しずつではありますが、増えてきているのはありがたいと感じます。
動物性食品を摂らない場合、ビタミンB12が不足しやすいという指摘がなされ、動物性食品が中心の食文化圏でヴィーガン食に切り替えたかたはサプリメントで補う場合も多いようです。
ところが!!なんと和食には強力な味方がいます。「あおさ」です。またの名を「ヒトエグサ」といいます。今回写真でご紹介していますのは山口県祝島のとても美味しく、緑色が美しい「あおさ」です。バリッと硬く乾燥しているのですが、みそ汁やスープに入れていただくと不思議なほどフワーッと柔らかくひろがり、風味や舌ざわりは格別です。
そして、さらに嬉しいことに、おにぎりに巻く焼き海苔にもしっかりとビタミンB12が含まれていて、どうやらお米と一緒に食べるのもまた、栄養摂取方法としては理想的なようです。
ヒトエグサ様、お海苔様、どうかこれからもよろしく頼みます!!
素晴らしい海の恵みをいただく和食文化、そして雑穀とともに炊いた玄米ごはんと海藻たっぷりのお味噌汁は「完全食」と伝えてくれる伝統的な食養やそれに基づくマクロビオティックのノウハウは私にとって生活の宝であり、その輝きは危機が訪れるたびに増しているように思います。
「令和の米騒動」の真っ只中に私たちはいます。1970年から50年近くにわたって行われてきた減反政策の中身を私たち自身が細部にわたって点検し、その本質を理解する必要があります。
自然界と文明との境界線に立ち、高度な栽培技術を確立してきた日本のお百姓さんたちが生き生きと働き、不作のときは十分な財政支援を受け、後継者にとって希望のある産業にすることもできたはずです。
しかし、実態はその逆をいくものでした。
外圧、巨大ケミカル産業に抗えない政権と関係省庁の愚策を見抜いた見識ある有機農家さんや自然栽培の農家さんたちは数は少ないけれども、明るい未来に向かっていく先導役となってくださっています。
2018年に減反政策は終了したかのように見せかけている現政権と、大臣たちに指示を出し続ける官僚たちに、過ちをさらに上塗りさせないように、監視し、歯止めをかけていくのが有権者の責任ではないでしょうか。
政治、経済、選挙の動向に無関心でいることは自分たちの生活環境の破壊に直結します。30年続く不況、50年以上続く間違った農業政策の帰結のひとつが「令和の米騒動」だと言えます。
<太極拳の練習は自分をコントロールすること>
太極拳の練習では、自分の身体や力を細かく調整、コントロールできるように繰り返し基礎を学びます。セルフコントロールが上手くできれば、自分も周りも不必要に傷つくことなく過ごせる、と広く解釈できます。
私たちは高度に複雑化された社会の中で、貧困に追い込まれた立場の弱い人を犠牲にした経済、自然環境に深刻なダメージを与え、自然そのものから搾取し、暴利を貪る産業、行政、金融システムの中で暮らしています。そうした事実の関連性を見抜くこと、論理的に思考し、可能な限り倫理的に行動することが求められている、と私は考えます。
太極拳の練習を通じて、不安定な天候の中でも体調を整え、みんなで学びを深めながら夏を元気に過ごしてまいりましょう。
(^-^)デュ・アン太極拳クラブ 青山明子
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