子供の病

ヒトは生涯にわたり成長する生き物。
その成長を調整・支える臓器として大切な臓は「腎」と考えられています。

その「腎」には、誕生と共に与えられたエネルギー「先天の精」と自ら摂取した飲食物から得られたエネルギー「後天の精」が蓄えられ、日々の成長・発育に使われるのです。

この「精」をもとに体の様々な臓器は機能するため、「精」の使われ方で様々な症状が出ます。

特に成長著しい小児期は、体中の様々な組織で成長・発育が盛んにおこなわれるエネルギーの塊です。それゆえ、発熱などもしやすくなり、また、様々な部位における成長・発育ゆえのアンバランスにより、様々な症状が出やすくなります。

また、発育途中の消化器系はキチンとエネルギーを作り出すことができません。それゆえに、腹痛や便秘下痢など胃腸症状が出やすくなります。

代表的な漢方薬
小建中湯、補中益気湯

一方、年齢を重ねた高齢者は「腎」に蓄えられた「先天の精」が消費され足りない状態。

加齢による臓器の衰えもあり「後天の精」も作り出しにくくなり、全身における「精」が不足しています。それゆえに、体温がうまく作り出せずに起こる冷え症、また、脳へのエネルギー不足による物忘れ、記憶力・判断力などの低下、睡眠への影響。

そして、「腎」と言えば「尿」に関わる働きに影響も大きく「尿切れ」「尿漏れ」「膀胱炎」などの症状や、体内の水分代謝にも影響が出るため乾燥にも敏感になり「痰」「咳」「肌の乾燥によるかゆみ」などの症状が出やすくなります。

代表的な漢方薬
八味丸、六味丸、JIN活精