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肺系の病

風邪、インフルエンザ

風邪、インフルエンザは、鼻や喉、皮膚などから邪気(現代のウィルス)が侵入したものと考えます。 急激に症状が悪化して、症状の変化が激しいのが特徴です。 寒気やぞくぞく感から始まる寒証、または咽痛や高熱から始まる熱証があり、使う漢方が異なります。 寒証なら葛根湯熱証なら銀翹解毒散を服用します。 風邪は引き始めが大事。なるべく早くに服用すると治りが早いですが、咳や痰、鼻詰まりに進行してしまった場合、お腹風邪の場合など症状によって、別の漢方薬をご紹介しますので、ご相談下さい。
代表的な漢方薬 葛根湯、銀翹解毒散

花粉症

花粉症は、国民病とも言われる罹患数の多いアレルギー疾患で、自己免疫疾患の一種です。 邪気(現代のアレルゲン)が粘膜に付着したり、体内に入り込んでしまう事で、炎症や痒みを引き起こします。 鼻水ダラダラの寒証には小青竜湯を、炎症が進んで鼻詰まりや酷い目の痒みの熱証には小青竜湯に清熱作用のある漢方薬を追加して服用します。 花粉症などアレルギーは、アレルゲンを取り込む前の予防段階からの服用がお勧めです。 一度症状が酷くなってしまうと、アレルギー状態を改善するのはとても大変です。ご自身のアレルギーの季節の前、早めにご相談下さい。
代表的な漢方薬 小青竜湯、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯

喘息

喘息は、アレルギーなどで肺の炎症が長引いたりして、肺陰虚(肺の機能が低下した状況)の状態にあると考えます。 症状が激しく、酷い咳、多量の痰、呼吸困難を起こす発作期と、症状が治まる緩解期を繰り返す特徴があります。 喘息は、如何に発作を少なくして緩解期状態を継続するかが重要です。 痰が多い、痰は少ないが出ない、食欲不振や下痢などを伴う症状、子供または高齢者など年齢性別によっても、漢方薬が変わります。喘息は、漢方薬の得意分野でもありますので、是非ご相談下さい。
代表的な漢方薬 柴朴湯、麦門冬湯、小青竜湯、麻杏甘石湯