デュ・アン太極拳クラブの皆様
ウェブページをご覧の皆様
2024年10月の練習について、ご連絡申し上げます。
水曜日の練習は、10月は2、9、16、23、30の5回を予定しております。会場はいずれの日も赤羽文化センターを使用します(時間は9:30-11:15)。
新型コロナ感染予防につきまして、日常生活でのマナーは緩和される方向になってきていますが、施設内では引き続き必要な事項を守りながら注意して参りましょう。現時点では、教室でのマスク着用は各自の自由判断となっております。お互いに適度な距離をとれるようにし、換気扇を回すなど、換気に注意して練習を行いたいと思います。引き続き、施設利用に関して以下のようなルールがありますので遵守の上ご参加くださるようお願い致します。また、変更があるときは教室にてお伝え致します。
①ご自宅で検温の上お越しください(37.5℃以上の発熱、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください)
②室外および共用部にて、マスクを外しての大きな声での会話を控えること
③こまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒等々詳細はまた教室にて確認していきます。
床に座っての柔軟体操が心配なかたはバスタオル等の敷物をお持ちください。施設利用に関して変更等が生じた場合は次回メールでも皆様にご連絡致します。
そのほか、何か気がかりな点がありましたらお気軽にお尋ねください。
猛暑、酷暑の東京では冷房の効いた室内に「避難」できるよう、日中は様々な公共施設がクーリング・シェルターとしての役目を果たしています。そして天然のクーリングシェルターである樹木、特に長い時をかけて成長した樹木たちの存在は一層偉大に感じられます。
7月下旬、土用入りしたばかりの頃、京浜東北線の王子駅のホームに立つと飛鳥山の蝉たちの声が勢いよく響きわたっていました。都会の真ん中でよく頑張ってくれているなぁ、と嬉しくなりました。
しばらくして、立秋まで後3日というときに王子神社から王子駅に向かう途中、神社内の大きな銀杏の木に手を合わせておられる女性の方がいらっしゃいました。「東京都指定天然記念物」とされている立派な銀杏です。飛鳥山公園内に王子神社やこの銀杏の記録が古文書で残っているとのことで600年近い樹齢であることが分かっているようです。説明書きの一部をご紹介します。
「戦災によって王子神社の社殿や太田道灌が雨宿りをしたという伝説を持つシイの大木など多くのものが失われた中で、このイチョウは生き延び、今も高台から東京の街の移り変わりを静かに見つめています。」
私たちが意識しようとしまいと、樹木たちはいつも静かに人間を含めたたくさんの生物が生存可能な諸条件を整えてくれています。手を合わせて拝んで然るべき存在と言えます。いつもありがとうございます、の気持ちを伝えたいと同時に、厳しい気候危機をしのげる生活環境を災害や戦争あるいは経済格差により失っている国内外の方々に十分な支援が一刻も早く届くように、自分たち自身が災害や戦争、貧困を未然に防げる、賢く行動できる人間になれるように、しっかりと見守っていただきたい、と祈るような気持ちでもあります。
太極拳の練習を通じて心身の健康増進をはかるには、自然や社会の様々な事物のつながりに広く関心を持ち、大きな文脈の中で自分を捉えることも大切ではないかと考えます。しっかり身体を使って気血をめぐらせ、楽しみながら季節の変わり目に向けて準備をして参りましょう。
(^-^) デュ・アン太極拳クラブ 青山明子