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ハンセン氏病

オーナーブログ

天皇皇后両陛下が、色々な施設にご訪問されていた様子を最近テレビでよく見る。その中に多摩のハンセン氏病施設もあり、眼科医だった父も治療に行っていた。高校生の頃医院で受付のアルバイトをしていた際、とてもステキな名前の患者さんがきていたので父に言うと、それは自分でつけたからだよ、親に捨てられ戸籍もないからね、移る病気じゃないのに隔離されてるんだと話してくれた。(実は小学生の頃難しかったがライ病についての本は読んだことはあった)本物の患者さんに会い、かなり衝撃を受けた事実であった!この時代にまだこんな理不尽な事が続いていたとは!それからさらに数十年後やっと菅厚生大臣の時に政府は非を認めた。医学がまだまだ発展途上だった頃はこういう差別があからさまにあったわけだ。そういえば小学生の頃には、喘息でさえ移ると噂していたものだ。理不尽な差別意識のない社会にするために、正しい知識と本当の礼儀を身につけて欲しいと思う。