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解離性障害

コラム ~テイクイット・イージー~

「解離」の意味は、ほどいたりさけたりして何かがバラバラになるという事である。
精神的な病態では、意識や記憶、行動などの感覚が大きなストレスから分断されたもので、特定の出来事を忘れる(健忘)、辛い記憶や感情が甦る(フラッシュバック)、身体が離れるような感覚(体外離脱)、突然倒れたり気を失ったりする(運動障害)、聴覚や視覚などが麻痺する(知覚麻痺)、多重人格が現れる(同一性障害)などさまざまな症状が現れる。
てんかんに似た症状もあるが、脳の検査は問題ないのがこの病気で、PTSDやトラウマなどからの心因的な機能障害である。
これに直接用いる薬剤はないが、症状に応じて抗うつ剤や安定剤などを服用する。
一番のクスリは誰かに話を聞いてもらうことである。その中で自分の胸にしまったストレスの塊を、少しずつ溶かしていければ回復に繋がるだろう。それでも環境や生活、考え方の改善も必要のため時間がかかる。諦めず怖がらず、病気の原因となった体験に向き合い理解して、解決方法を見つけることが治療となる。

写真はちょっと前に咲いていたハナニラ、花言葉は耐える愛☺️