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藪原検校

オーナーブログ

田沼意次の時代、盲人たちの自治組織「当道座」には4つの階級が下から座頭、勾当、別当、検校とあり、さらに細かい階級「四官十六階七十三刻」と厳しく分かれていた。

不幸な生い立ちの「杉の市」が悪徳の限りを尽くすが、嘘と殺しの二本柱で最高位の「検校」まで成り上がり、最後は残酷に処刑されるという、聞くととても野蛮なこの芝居。井上ひさしの戯曲であり、猿之助を主人公に据え、演出はスーパー歌舞伎も手がけた人。時代劇なのにエレキギターに合わせシャウトする😄ものすごーい舞台であった❣️


役者さん達の修行は小さい頃から死ぬまで続く。それを意識して目にするだけでもパワーをもらえる。さらに実在した盲人たちへの差別などの時代背景は、ほんの数百年前の東京の姿である事を忘れてはいけないと、若者で溢れる渋谷の街を歩きながらつくづく思った👍