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熱傷(火傷、やけど)

オーナーブログ

野口英世博士は、小さい頃囲炉裏の火でやけどをして手指がくっついてしまった。その手のせいで「てんぼうてんぼう!」といじめられていたそうだ‼️

自分が中学生の頃、隣のクラスに顔と手がやけどでドロドロになった女子がいた。火のついたセーターを母親が頭から脱がした上、病院にも連れて行かず傷が残ったそうだ。以前の顔がわからないほどの酷さであり、手は丸く固まって不自由だった。差別とは無縁だった自分たちは、本人と普通に話したり遊んだりしていた。ある日前を走っていたその子がふいに振り向いたのを見て、思わずワッと驚いてしまった事があった。すぐに笑顔で誤魔化したが、傷つけてしまったと今でも悔いが残っている😰

2番目に就職した病院の事務長は背も高く、責任感もあり尊敬する男性だったが、彼もまた顔にやけどの跡があった。宴会や職員旅行にも参加して楽しくやっていたので、まったく気にならずその顔については誰も触れなかった。たまたま宴会で隣の席についた時、みんなで写真を撮ろうとすると顔を手で隠すので、思い切って質問をしてみた。「なんで隠すの?」今考えれば子供のようだ😅

事務長はやけどの原因を話し始めた。家で石油ストーブに火がつき火事になりそうだったという。消化器を探せばよかったのに、身体に自信があるお父さんはなんと、その燃えているストーブを抱えて走り庭に投げたのだ。家と家族を守った勲章が顔に残ったのである。だからもう隠さないでね、と聞いていたみんなが言った。なんだか青春ドラマのようではないか⁉️今でも胸が熱くなる思い出だ。

☆ 軽いやけどならすぐに冷やせばよい。水道で流し水か氷を当てる。漢方だと炎症をとり再生を促す「紫雲膏」やさらに強い炎症には「中黄膏」を患部に塗る。病院だと炎症をとるにはアズノール軟膏があるが、成分はハーブのカミツレに入っているものだ。最近保湿剤として人気のあるヒルドイド軟膏は、やけどなどでケロイドになった皮膚を修復する塗り薬であった。市販品は成分が薄く美容目的でも安心して使える。☆