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国立劇場さよなら公演

オーナーブログ

建て替え前のスペシャル公演は、菊五郎劇団による義経千本桜の通し狂言である❣️
菊之助は立ち役三種、すなわち「時代物の碇知盛、世話物のいがみの権太、ケレンの狐忠信」全てをやりきった👍人気実力体力容姿が充実した年齢と経験、そして本人の努力が素晴らしい舞台を作り上げた。この先歌舞伎を背負ってたつ責任感と、家族や先輩からの保護、叱咤激励がパワーの源だ😊
観劇した一幕目は道行初音旅。まずは67歳なのに美貌を保つ時蔵さん演ずる静御前の後を追い、スッポンから現れた菊之助はこれまたそれはそれは綺麗な狐忠信🦊ひとめでハートを撃ち抜かれ一挙手一投足に釘付けだ😍声良し顔良し姿よし、バランスのとれた外見と上品なたたづまいは歌舞伎界でも唯一無二の存在だろう。
二幕目はみんな大好き河連法眼館の場。ついに忠信から狐の正体を表してからの喜怒哀楽の表現やキレのある動き、消えたり突然現れたり、狐言葉や変化する手の形など見所満載なのである。今まで何度も色々な役者で観た演目。猿之助が圧倒的に面白くて一流なのはもちろんだが、古典をじっくり手習った菊之助の存在感にうかうかしてはいられないだろう😁
少し心配は菊五郎さんの御御足である。痛そうだったが、声は若々しくハリがあったのでまだまだ頑張ってもらいたい。
また菊之助世代のさらなる努力で、歌舞伎界をどんどん盛り上げてほしい。不思議に思ったのはなぜか歌舞伎座より、国立劇場の観客の方が年齢層が高かった事😅観る目も高いということか👀

写真は帰りに見た晴天の空、虹色の雲です。