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国立劇場 初春歌舞伎 四天王御江戸鏑

オーナーブログ

菊五郎劇団によるひさしぶりの通し狂言だ❣️いやぁ楽しかった😄「起承転結」がハッキリ、メリハリの効いたお芝居だった👍

起は、物語の説明から始まる。これからどうなるんだ⁉️とビクビクさせる。承は、場所を変えて盛り上がる。今回はコロナを意識してバイキンの敵である妖怪アマビエの軸を床の間に飾ったり、みんなで今流行りの縄跳びダンスをしたりと時事を上手く取り入れて拍手喝采だ😊転は、さあ事件が起こる‼️実はこうだったと正体が次々と明らかになって行き、立ち回りありトンボをきったりと賑やかである。結では勧善懲悪でめでたしめでたし、全員出揃いそれぞれ口上を述べて幕がおりる👌

メリハリは非常に大事である。芝居では役者がどんなにカッコよくても力強くても、一本調子のセリフだと観ていて飽きてしまう😅抑揚がついて初めて言葉が活きいきと伝わるのだ。

同じような言葉で、「序破急」があるが元々雅楽の曲の構成が語源だそうだ。あらゆる芸道にも通じる言葉であり、自分がやっていた茶道のお手前は、まさにこの序破急と教わった👍棗や茶匙を改める(帛紗でキレイにふく)動作は簡単だが、例えば最初の蓋の端はそっと(序)上の部分はゆっくりしっかり(破)最後にキュッと埃を拭き取るように終わる(急)一連の流れがスムーズで、リズム感があり見ていてとても優雅で美しい😇

会話はもちろん、お茶の注ぎ方歩き方などちょっとした動作にも使えるので、ぜひ日常にも取り入れて女子力を高め、自粛で落ちそうな気分を盛り上げてくださいまし🙏