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大棗(たいそう)

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写真は棗(ナツメ)の実です。木の実なので、果物に分類されます。庭木として植えてある家も多く見かけられますが、日本ではあまり食べられることが少ないです。 生はリンゴのような触感で甘酸っぱく、ドライフルーツはほんのり甘くて美味しいです。薬膳としても汎用されています。主な、栄養素としては、カリウム、葉酸、ビタミンB2、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄分などを多く含みます。

生薬名は大棗(たいそう)といい、補気、利尿、消炎などの効能があり、下記のように多くの漢方処方に配合されています。
桂枝湯、小柴胡湯、四君子湯、胃苓湯、温胆湯、越婢加朮湯、黄耆建中湯、乙字湯、葛根湯、加味帰脾湯、甘麦大棗湯、キュウ帰調血飲第一加減、杏蘇散、桂枝加苓朮附湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、五積散、呉茱萸湯、柴陥湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、柴朴湯、滋陰降火湯、小建中湯、参蘇飲、清肺湯、蘇子降気湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、排膿散及湯、麦門冬湯、半夏瀉心湯、平胃散、防己黄耆湯、補中益気湯、六君子湯などに配合されている。

タイソウの「棗」は「棘(とげ・いばら)」と同じ意味です。実際、写真の様にナツメの枝には棘があります。苦しい人生を意味する言葉に“いばらの道”があります。「イバラ」と聞くと薔薇(バラ)を連想しますが、実はタイソウの根が伸びて歩道の間に新しい株を出し、それが棘だらけで手に負えない様子が語源といわれます。

その一方で、タイソウの果実は薬用と共に食用としても重要であり、中国には乾燥した果実を使ったお菓子や甘味料も多くあります。また、中国や韓国では、古来より冠婚や正月などのおめでたい席で、乾燥した果実を使った菓子などを食べる習慣もあり、縁起良い食べ物として重用されています。