上野でコロナ前以来、ひさしぶりの女子会だ❣️
明治8年開業の韻松亭(しょういんてい)は芭蕉の句、「花の雲 鐘は上野か浅草か」と詠まれるほどの、松に響く寛永寺の鐘楼の音から名づけられたそうだ。
昔から気になっていた木造の建物は、いつも行列をなしていたため横目で見ながら素通りしていた。今回ネット予約ができたので、試しに行ってみるとこれが大正解👍
明治の時代は肉などあまりないため、代わりに大豆を使いご馳走を作っていた。それを想像させるような生湯葉、とろろ昆布を乗せその塩味で食べるできたて豆腐、納豆を混ぜて炊いたご飯、油揚げのミルフィーユ風などなど、ヘルシーだしポリフェノールたっぷりで中高年女子会にぴったりである😅ヘルシーでも最後のデザート麩饅頭まで、普通にお腹いっぱいになり大満足なランチであった👌
腹ごなしに遠回りして、西郷さんに挨拶して帰ろうとした時、はたと思った。待てよ?寛永寺と言えば徳川家の菩提寺である。もちろん最後の将軍慶喜のお墓もある。その南側に、天敵の西郷どんが番犬を連れて睨みを効かして立っているのは何故か⁉️
しかも西郷どんの後側には徳川を守ろうとして戦った相手、彰義隊の墓もある🥲力関係を表したようにも感じるが、浴衣姿でラフな西郷どんを見れば平和の象徴にも見える。江戸が終わり混沌とした時代、武士だった者たちが政治を取り仕切る不安定な世の中だ。何が本当か自分にはわからない。
上野には何十年も通っているが、まだまだ歴史の裏側が垣間見えるような場所がある事に気がついた😳