團十郎と新之助2人の同時襲名披露は12月も続く❣️
目玉は新之助主役の「毛抜き」である。雷神不動北山櫻の3幕目で歌舞伎十八番のひとつにされ、荒事のおおらかさと奇想天外なあらすじが面白いお芝居だ。問題を解決する新之助扮する主役が、男女問わずに誘惑してフラれる場面もあるため、史上最年少10才にはどうかなと思っていた。ちょっといやらしくなりがちな役だが、いたずらっ子のおいたに見えてむしろこの子の配役でよかったのかもしれない。やるじゃないか海老蔵、いや團十郎😄ただ新之助くん、最後の方では目をパチパチさせ、目に汗が入ったのか、ストレスなのか心配になる場面もあった💦それでも立派に務め上げ、悠々と花道を去る姿には最後まで拍手がなりやまない初日の熱演であった👌
團十郎は新之助時代、菊之助、辰之助(現松緑)と共に、「三之助」と呼ばれ脚光を浴びていた。今月の舞台ではひさしぶりに3人勢揃いして、昔を知るファンに期待を持たせてくれたのだ。
コロナ禍を超えて歌舞伎の未来は輝いてきた、と思える歌舞伎座12月である👍